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マスク時代に気になる口臭

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こんにちは
歯科衛生士の田中です。


コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、
手洗いなど、感染防止対策は欠かせない時代になりましたね。

そんな中で、今や外出時の必須アイテムになったもの、
それは、マスクです。

色、形、素材、さまざまなものが開発され、機能性がアップしているものなど、数多くみかけるようになりました。



毎日長時間マスクをつけるようになった今、このような
悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

それは、マスクの内側の口臭です。


そもそも、
なぜニオイがするのでしょうか?

それは、
多くがお口の中に潜む細菌によるものです。

お口の中には、300〜700種類もの細菌がいます。

そして、その数は
歯をよく磨く人で、1000億〜2000億
ほとんど歯磨きをしない人だと、その数は1兆にものぼると言われています。

体の中で、最も細菌が多くいるのが、口の中なのです。

増えた細菌は剥がれ落ちた粘膜や食べかすなどを分解発酵させ、
その時に出るガスが、口臭となるのです。


さらに、マスクを長時間つけていると、どうしても口呼吸が増えたり、飲み物を飲む回数が減るなどして、口の中が乾きがちになります。
そのドライな環境こそが、細菌の増える原因なのです。



口臭を減らすためには、
お口の中の細菌の数を減らすことがとても重要なのです!



口臭にもいくつか種類があり、
代表的なものとして、
・起床時や空腹時などの『生理的口臭』
・むし歯や歯周病、消化器系などの『病的口臭』
があります。

お口の中の汚れに比例して、
生理的口臭も強くなり、
一般的な病的口臭の90%は、
お口の中に原因があると言われています。

さらに、
お口の中の細菌は、下図のように1日の中で増減を繰り返しますが、
夜中、寝ている間の時間に、細菌数が爆発的に増加します。
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そのため、
日々の歯磨き、
とくに、寝る前のブラッシングがとても大切です。

歯ブラシで届かない奥歯の隙間や歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することも大切です。

お口の中の汚れを取り除く事口臭対策になり、むし歯や歯周病の予防にも繋がります。

これまでのブラッシング習慣を見直し、
より細菌の少ない、
キレイなお口を保つことを考えていきましょう。


今回こちらの本を参考にしました。

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また、当院では、
唾液と歯垢を採取し、
顕微鏡で細菌検査をさせていただいております。
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実際に、患者様ご自身のお口の中の細菌を見ることができ、歯周病菌や、口臭の元となるカビの菌が多くいる場合には、
お薬を用いた除菌治療も行なっておりますので、気になる方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
2021年05月07日 12:46
スピカデンタルクリニック
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