当院の診療(歯科医師について)
この医院ブログで何回かに分けて皆のことを紹介いたします。
まずは第1回、当院の歯科医師について紹介していきたいと思います。
歯科医師は私、院長の菅原と、東北大学での後輩である工藤先生、東北大学病院での研修医の同期である長澤先生、山形東高の後輩にあたる井場先生の4人が診療しています。
後輩や同期の先生に恵まれて、一緒に最善の治療を目指し日々治療と研鑽を行っております。
私は歯科医院は歯科医師1人でやるものではないと考えております。
このブログを見られている歯科関係者の方々からは様々な反論があるかと思います。
しかしながらここでは私の意見を述べさせてください。
元来、歯科医院というものは院長先生が歯科医師としてひとりで働き、歯科衛生士、歯科助手の皆さんに手伝ってもらうという形がほとんどでした。
しかしながら現代、歯科医療の進歩に伴い、治療も細かく、作業工程も複雑化してきています。
また、衛生士には予防処置や歯周病治療に注力していってもらうようになった結果、診療が一人では回らないということが多くなってきました。
具体的には根管(歯の根っこ)治療の際にラバーダム防湿という処置が有用であると考えられていますが、
ラバーダムをしたまま先生がほかの治療をすることができるでしょうか?
1人の患者さんの診療しているとき、定期検診で虫歯が発見されたり、レントゲンを撮るときどうするのでしょうか?
歯科医師のなかでも「今日も1人で○○人治療した」などと自慢げに話す先生もおりますが、まったく自慢にならないと考えています。
このような理由から当院では、基本的に歯科医師1人で診療する日がないようにしております。
その他にも1人で日々進化する新しい医療の情報を仕入れるのには限界があります。
4人いれば4人の視点と嗅覚で、常にアンテナを張り巡らすことができると考えております。
新しい医療≠最善の医療です。
しかしながら情報のアップデートをしないことで患者さんにとって不利益が生じないよう心掛けています。
これからも患者さんの皆様のために尽力してまいります。
2020年11月09日 14:55